OpenAIが12日間にわたって新発表を続ける「12 Days of OpenAI」を発表しました。
12日間も追っていくのは大変ですので、それを端的に30秒でわかるように一覧にしました。これをみれば12日間の状況が一目でわかります。
(この記事の投稿時点で未発表のものは空白で投稿し都度アップデートしていきます。)
詳細を知りたい方用に公式のリンクやYoutubeリンク先もありますので気になる方はご確認ください。

12 Days of OpenAI 一覧まとめ

早速まとめです。

「12 Days of OpenAI」主な内容まとめ

1日目(2024/12/06)o1 pro mode&ChatGPT Proプラン月額200ドル
2日目(2024/12/07)強化学習ファインチューニング
3日目(2024/12/10)Sora提供開始。動画生成モデル
4日目(2024/12/11)Canvas機能全ユーザへ
5日目(2024/12/12)Apple Intelligence対応
6日目(2024/12/13)ビデオ会話モード追加&サンタモード
7日目(2024/12/14)Projects機能
8日目(2024/12/17)検索機能の強化 無料ユーザーと音声会話中のWEB検索
9日目(2024/12/18)o1 APIの提供(Tier5のみから)& Realtime API提供
10日目(2024/12/19)1-800-242-8478に電話するとChatGPTと通話可能に(ただしアメリカからのみ)
11日目(2024/12/20)MacのChatGPTアプリでApple Notes(メモ)やNotionなどへの接続
12日目(2024/12/21)

o1 pro modeやSora、ビデオ会話モードをはじめとする内容が特に話題となっています。

公式ページはこちら
https://openai.com/12-days/

1日目 o1 & ChatGPT Pro(2024/12/06)

月額3万円でo1使い放題+o1 pro modeを使えるというものです。

2日目 OpenAI’s Reinforcement Fine-Tuning Research Program(2024/12/07)

2025 年初頭に Reinforcement Fine-Tuningを一般公開する予定ですが、組織向けに研究プログラムの一環として、アルファ版の提供も公開リリースに先立ち行うというものです。
https://openai.com/form/rft-research-program/

3日目 Sora(2024/12/10)

Soraは今年の初頭に発表されて、いつになるのかといわれていたものです。クレジットによる利用量制限はありますが、有料プランで利用可能です。
https://sora.com/

4日目 Canvas(2024/12/11)

Canvasは10月からありましたがこれを全ユーザー公開です。

5日目 ChatGPT in Apple Intelligence(2024/12/12)

iPhoneやiPadやMacのSiriから直接ChatGPTにアクセスできるというもの。iOS 18.2が必要。
iPhoneであればiOS 18.2アップデート後以降に、設定画面に「Apple IntelligenceとSiri」という項目が追加されています。設定画面にも記載されていますがただ、日本語に設定されているときはまだ利用できません。

6日目 Advanced voice with video & Santa mode(2024/12/13)

実はこのちょっとまえにGoogleが「Gemini 2.0 Flash Experimental」をぬるっと発表。Experimentalなので研究版ですが、リアルタイム動画に対応したモデルを発表してきた直後でした。
ちなみにGeminiは(https://aistudio.google.com/app/live)のリンクからスマートフォンでも試せます。
あと期間限定でサンタモードがたのしめます。

7日目 Projects in ChatGPT(2024/12/14)

これはClaudev0などにあった機能に近い機能です。事前に資料やデータをまとめていれておけばそれに基づいた対応をしてくれるものです。簡単に言うなら「GUI管理可能なプチRAG機能」とでもいうべきでしょうか。

8日目 Search(2024/12/17)

検索機能の強化です。無料ユーザー(アカウントあり)にもWEB検索を踏まえた回答を行ってくれる機能の提供開始です。また、音声会話中はいままでWEB検索してくれませんでしたがそこも強化することで音声で調査が可能になりました。

9日目 Holiday treats for developers(2024/12/18)

9日目は開発者向け内容です。今までo1モデルは基本的にGUI上からの利用でしたが開発者向けに提供を開始。ただしTier5というAPIの利用量次第で利用できるかが決まります。累計1000ドル、つまり15万円以上デポジットでもいいので入金すればTier5にはなれはします。

10日目 1-800-CHATGPT(2024/12/19)

結構斜め上の方向から来た機能ですが、1-800から始まるChatGPTの番号に連絡すると無料で月15分まで電話できるというもの。ただしアメリカからのみです。WhatsAppでのチャットも可能になりましたが、それなら通常のアプリ使うなと。なのでちょっと今回は日本向けには…そこまで影響がないアップデートでした。

11日目 Work with apps(2024/12/20)

MacのChatGPTデスクトップアプリでApple Notes(メモ)やNotionへの接続が可能となったようです。

12日目

更新予定

まとめ

今回の内容的に個人的には「o1 pro mode」「Sora」「ビデオ会話モード」「o1、Realtime API」あたりが今回のポイント感がありました。
ただSoraに関しては、当時発表されたときではすごかったのですが、ほかの企業のサービスの進化が強すぎてちょっと霞んだな…という個人的な印象です。
あとはファインチューニング部分が公開されたときにどうなるか。そのときまでにGoogleあたりがなにか追加でだしてくるのか。

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