2023/11/28にEnterpriseZineに記事が掲載されました。詳細については資料ダウンロードフォームからeBook形式でダウンロードが可能です。

以下は記事の内容です。

システム開発工数を圧迫する「マスタメンテナンス機能」……構想10年かけたノーコードツールが登場!

導入で平均20%のコストカットも。「まずは無料トライアル版を試してみて」
加山 恵美[著] / 関口 達朗[写]

「ありそうで、なかった」。マスタデータのメンテナンス機能は、システムにおいてメイン機能ではないものの必要不可欠な存在だ。スクラッチで新規システムを開発する場合、それなりの工数がかかるうえ、メンテナンスは手作業で実施されていることが多く、コストが見えにくくなっている。一方で、その機能だけを抽出してみれば、どのようなシステムでも共通して使うことができる。そう考えたアイディーエスは、マスタデータメンテナンスのフルマネージドサービス「SMOOZ」を開発し、2023年4月より提供開始した。サービス誕生の背景や機能詳細について同社に訊いた。

システム開発のたびに工数がかさむ共通機能

アイディーエスは1996年の設立以来、数々のシステム開発を手がけてきた。受賞歴も多く、製品や技術力には定評がある。Amazon Web Services(AWS)環境構築・導入支援などAWSに特化した事業(サニークラウド)も展開しており、トップエンジニアとしてAWSから表彰されたエンジニアも在籍している。

 同社は多くのシステム開発を請け負っており、ゼロからのスクラッチ開発することがほとんどだという。システムで実装しなくてはならない基本的な機能は似たり寄ったりなので、毎回ゼロからスクラッチ開発するとなると非効率にもなりかねない。開発者からしたら新鮮味がなくて面白くないところだろう。近年ではシステムで共通して使われる機能はクラウドサービスで提供されることが増えた。たとえばログイン(認証機能)なら、最近では「Amazon Cognito」やそれに類似するサービスもある。

 「しかし、マスタメンテナンスはなかったのです」と力を込めて話すのは、アイディーエス 執行役員 柴田達真氏。マスタメンテナンスとは、システムで基本となるマスタデータの変更に用いる機能のことを指す。マスタデータとは、たとえばECサイトなら商品情報、会計システムなら勘定科目のように、システムが参照する基本的なデータのことだ。

もし更新頻度が高ければ、マスタデータメンテナンス機能が必要になる。システムにおける主要な機能でないにも関わらず、開発にはそれなりの工数がかかることに。更新頻度が低ければ、開発優先度が下がり、使い勝手の悪い中途半端な実装となったり、実装すらされなかったりするという。後者なら必要に応じて誰か、大抵はデータベースを操作できる(SQLが分かる)エンジニアがやることになるだろう。ただ、月末などの忙しいときに業務部門から変更を依頼されるなんてこともあり得る。それに手作業だと操作履歴が残らず、ミスが生じるなどのリスクは拭えない。

 このようにマスタメンテナンスには、致命的ではないものの慢性的な課題が潜んでいる。そこで、アイディーエスではスキルがなくてもマスタメンテナンスできるサービスを提供することを考えた。このサービスを利用すれば、開発のたびにマスタデータメンテナンス機能を用意する必要がなくなり、開発工数も削減できることが見込める。

 柴田氏によると、マスタデータメンテナンス機能は平均でシステム開発工数の2割を占めるという。これを削減できるのであれば、かなりのコストカットだ。単純計算すれば4000万円規模のシステム開発なら、800万円相当のコスト削減となる。

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◆SMOOZ A4サイズフライヤー
◆Enterprize Zine PRESS 特集記事(eBook)
・「内製組織」を立ち上げたことで一気に“DX先進企業”へと変貌した、クレディセゾンの小野和俊氏へのインタビュー
・システム内製を進める組織の開発コスト削減につながる新ツール「SMOOZ」の紹介