Anthropicは現地時間2025年5月22日、日本時間の2025年5月23日01:30にClaudeシリーズ新モデル「Claude Opus 4」と「Claude Sonnet 4」を発表しました。
先日のClaude 3.7から約3か月弱での新モデル発表です。最近ではOpenAIのo3やGoogleのGeminiシリーズを始めとする周辺サービスVeo3などで少し印象の薄くなっていたAnthropicですが、まだソフトウェア開発分野、特にコーディング分野では高性能な印象です。
とは言ってもコスト面では他社が安くなっている中でどのようなかじ取りをとるかが注目されています。実際のAPI料金についても触れていきます。

Claude4について

Claude4
https://www.anthropic.com/news/claude-4

コンテキストウィンドウは20万トークンのままです。

ModelBase Input Tokens5m Cache Writes1h Cache WritesCache Hits & RefreshesOutput Tokens
Claude Opus 4$15 / MTok$18.75 / MTok$30 / MTok$1.50 / MTok$75 / MTok
Claude Sonnet 4$3 / MTok$3.75 / MTok$6 / MTok$0.30 / MTok$15 / MTok
Claude Opus 3$15 / MTok$18.75 / MTok$30 / MTok$1.50 / MTok$75 / MTok
Claude Sonnet 3.7$3 / MTok$3.75 / MTok$6 / MTok$0.30 / MTok$15 / MTok

料金やその他モデル情報
https://one.google.com/about/google-ai-plans

Claude4 その他発表された内容

基本的にAPIに対する内容なのでソフトウェア開発者に対しての内容です。

MCPコネクター(ベータ)

https://docs.anthropic.com/ja/docs/agents-and-tools/mcp-connector

1時間キャッシュ期間(ベータ)

https://docs.anthropic.com/ja/docs/build-with-claude/prompt-caching#1

コード実行ツール

https://docs.anthropic.com/ja/docs/agents-and-tools/tool-use/code-execution-tool

Files API

https://docs.anthropic.com/ja/docs/build-with-claude/files

なおベータ機能を使う場合にはベータヘッダーというものをつける必要があります。
https://docs.anthropic.com/ja/api/beta-headers

まとめ

まだ数時間前に出たばかりで、特にMCPコネクタやコード実行ツールあたりの実用例が実際に上がってくると思われます。

Claude4に関しては、すでにCursorにはモデルが搭載されClineやRoo-codeなどでも使えます。
Bedrockでも使えて、しかもClaude Sonnet 4に関しては東京リージョンで使えるとのことです。
ただし、Windsurfがなにやらよくない空気で自分のAPIを使わないと利用できない感じです。噂レベルではOpenAI買収による影響でAnthropic側として利用を制限したのではという噂が出ています。もしもそれが事実なら利用者としては確実によくない影響です。今後の方向性を待ちたいところです。

Claude4-tokyo
東京リージョン

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