2025年4月22日、午前3時(日本時間)に料金プランの仕組み自体の改定が入りました。
これは1週間前ほどから告知はされていましたが具体的な内容は公表されていませんでした。

Windsurf(ウィンドサーフ)は、Codeium(コーディアム)Inc.が提供する統合開発環境(IDE)です。プログラム開発用のテキストエディタとして、Visual Studio Code(VScode)やCursor(カーソル)とほぼ同様の機能を備えているサービスです。

この発表された新料金体系について解説していきます。

Windsurfとは

そもそもWindsurfとはなんだ?という方はこちらの記事もご確認ください。

https://codeium.com/windsurf
そしてまだダウンロードしたことない方はこちらのサイトよりダウンロードが可能です。Cursorなどと同様、簡単にインストールして利用できます。

https://codeium.com/refer?referral_code=fbecc6f949
またこちらのリンクはリファーラルリンクです。
このリンクからサインアップして有料プランに加入すると、250ボーナスプロンプトクレジット(10ドル相当)が追加で付与されます。直接ダウンロードするより確実にメリットがありますので、よろしければご活用ください。
もしも、特典が不要でしたら、1つ目のリンクからのサインアップ・ダウンロードも可能です。どちらのリンクをお使いいただいても構いませんので、ご自身に合った方法をお選びください。

Windsurfの料金について ※2025/04/22料金改定

まずテキストエディタとして使う以上はもちろん無料です。

そして今回大きく改定されたのが、従来の場合には「Prompt credit」「flow action credit」という二つのクレジット単位が混在していました。
Cursorのようにクレジット単位が一つであればわかりやすかったのですが、このせいで料金体系が複雑で利用したことない方だと把握するのが難しかったです。

それが今回、「Prompt credit」に統一することでシンプルになりました。Cursorの仕組みに近づきました。

料金ページ:https://windsurf.com/pricing

これが料金プランです。15ドルを前提に説明していきますが、15ドルの場合には500プロンプトクレジットが付与されて以降更新日までに使い切ってしまった場合には少し割高になりますが、250プロンプトクレジットを10ドルで買える仕組みです。なお、設定画面から少なくなったら自動チャージ設定もあります。

プロンプトクレジットってなんだ?

このプロンプトクレジットという単位も結局何?という話ですが、ざっくりいうと「こちらが入力した回数です。」実際に動作を目視で確認してみました。

例えば

人:〇〇を実装してください。
Windsurf:これとこれとこれを実装しますよろしいですか?
人:はいお願いします。
Windsurf:実装していきます。
~作業~
完了しました。これで作業完了です。

これだと2プロンプトクレジットを消費する感じです。
ただしWindsurfは作業が長くなると途中で止まることがあり、その時は「続けて」とか入力する必要があるのですが以下のように途切れるとこれはさすがに3クレジット扱いです。

人:〇〇を実装してください。
Windsurf:これとこれとこれを実装しますよろしいですか?
人:はいお願いします。
Windsurf:実装していきます。
~作業1~
~作業2~
~作業3~
~作業4~
~作業5~
~作業6~

(ここで停止)

人:続けて
~作業7~
~作業8~
完了しました。これで作業完了です。

連続作業だといいのかなぁってぐらい続くときがあります。ファイルも5ファイルぐらい書き換えてくれたり。その代わり、もしもあいさつだけしたらそれも1クレジットとは換算されます。

なお、Windsurfからのメールも以下の通り「以前と同等の価値を得るために、従来の$60ではなく、$25のお支払いで済むようになると見込んでおります!」とおそらく安くなります。と言ってきてます。

この主張を信じるなら実質、半額以上になるかと。今まででもCursorよりも安い可能性もゼロでなかったのでさらに安いのではと思ってます。Windsurfヘビーユーザーとしてはありがたいです。

Hi Hiromitsu, 

Today, we’re announcing some important updates to our pricing structure. In short:

We got rid of the flow action credit system. Now, each message you send to Cascade just consumes 1 prompt credit, no matter how many steps or tool calls Cascade makes in response.We are transitioning Ultimate users to the standard Pro tier ($15/mo). Previously, your Pro Ultimate plan entitled you to 3000 flow action credits, translating to about 750 messages to Cascade (~4 flow actions per message). After these pricing updates, the standard Pro plan gives you 500 prompt credits. And, you can purchase 250 add-on prompt credits for $10. So, we expect that you will have to spend $25 instead of $60 to get the same value as before!
Any Flex credits you had have been converted 1:1 to add-on prompt credits. Your prompt credit usage this billing cycle is calculated as the lower of (A) the number of prompts you sent to Cascade so far this billing cycle and (B) 500 prompts.We’re giving you a 1-time bonus of 1200 add-on prompt credits as a thank you for taking a bet on us early. 

We hope that these changes greatly simplify pricing and also help you get more value for each dollar you spend with us. To read more, visit windsurf.com/blog/pricing-v2.

Best,
Windsurf Team—

日本語訳

本日、当社の料金体系に関する重要なお知らせがございます。要約すると以下の通りです。

  • フローアクションクレジットシステムを廃止しました。 今後は、Cascadeへのメッセージ送信は、応答のためにCascadeが行うステップ数やツール呼び出しの回数に関わらず、1プロンプトクレジットのみを消費するシンプルな仕組みになります。
  • Ultimateプランをご利用のお客様を、標準のProプラン(月額$15)へ移行させていただきます。 以前のPro Ultimateプランでは3000フローアクションクレジットが付与されており、これはCascadeへの約750メッセージ(1メッセージあたり約4フローアクションと換算)に相当しました。今回の料金改定により、標準Proプランでは500プロンプトクレジットが付与されます。さらに、$10で250の追加プロンプトクレジットをご購入いただけます。この結果、以前と同等の価値を得るために、従来の$60ではなく、$25のお支払いで済むようになると見込んでおります!
  • お持ちだったFlexクレジットは、1対1の比率で追加プロンプトクレジットに変換されました。 今請求期間におけるお客様のプロンプトクレジット使用量は、(A) 今請求期間にこれまでにCascadeへ送信したプロンプト数、または (B) 500プロンプト、のいずれか少ない方の数値で計算されます。
  • 早期に私たちを信頼してくださったことへの感謝のしるしとして、1回限りのボーナスとして1200追加プロンプトクレジットを付与させていただきます。

これらの変更により、料金体系が大幅に簡素化され、お客様が費やす1ドルあたりの価値がさらに高まることを願っております。詳細については、windsurf.com/blog/pricing-v2 をご覧ください。

モデルによってプロンプトクレジットの消費は違う

ただしクレジットの消費量はLLMのモデルによって変わります。Claude 3.7 Sonnet (Thinking)の場合には1.25消費します。また、期間限定ですが、OpenAIのモデルは4/28まで無料でクレジット消費0期間延長とも発表されました。なので時折出るであろうこういったモデルを使えば15ドルでも十分に使えます。期間限定ですが。o4-miniシリーズ無料で使えるのありがたいです。

https://docs.windsurf.com/windsurf/models

WindsurfとCursorさらにはClineどれがいいの?

これは私個人の感覚でしかないですが「コーディング目的」なら今のところ私はWindsurf一択です。

おそらく私がある程度依存関係があるファイルをいじるかつ、コーディングケースが多いからかもしれませんが、その場合には体感レベルで違いを感じます。

さらにコスト費でも、CursorはまだSlowモードで料金を節約することはできはしますが、今回の改訂が合った感じであれば追加クレジット払ってでもWindsurfを使います。少し高いぐらいならWindsurfを使いたい印象です。

ただし、最近ではCursorをタスク管理目的で使う方も増えています。
そういった場合にはもしかしたらCursorの方がいい。という方もいるのではと思ってます。
またCursor Rulesをつかった独自的なカスタマイズを求める方もいますが、そこもWindsurfでも同じようなルール設定はできはするのでCursor独自ということもなく、私自身は苦にはなっていません。

そしてClineに関しては上記二つより明らかに割高です。自身のAPIキーを使う以上2倍や3倍のコストかかる印象もあります。ただし、Amazon Bedrockを使えたりするなど細やかなことができたりするので、縛りプレイでしか開発できない環境では使うケースはあるなという印象です。

あくまでもその人の状況、環境でケースは大きく変わるという印象です。最終的判断は使ってみるのが早いとは思います。

とはいっても、もしもWindsurfよりもいいものがでたら一瞬で乗り換えるつもりです。例えばCursorがさらによくなったり、なにか新しいサービスがでたり。サービス提供者側には申し訳ないですが、この流動性高い時代なので、それぐらいフットワーク軽くいくつもりです。

まとめ

今回は新料金プランについて解説しました。
先日WindsurfはOpenAIによる買収交渉の話題もあがりました。Cursorよりも後発で出てきたWindsurfですが、この後どのような動きをするのか、またDevinといったAIソフトウェアエンジニアの方向性など、そもそもコーディング自体のトレンド自体がどうなるか次第もあると思います。

オープンAI、約30億ドルでのウィンドサーフ買収で協議-関係(ブルームバーグ)https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-04-16/SUTP70DWLU6800

この記事を書いた人

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