OpenAIは米国時間の11月6日、イベント「OpenAI DevDay」を開催。その際にGPT-4Turboを発表。
そのほかにも、GPTsと呼ばれるオリジナルなChatGPTアプリが作れる新サービスも発表しました。
その結果、利用者が急増し、新規登録を一時停止せざるを得ない状況にもなりました。
そんな「OpenAI DevDay」で発表された新機能である「GPTs」。
実際にどんなものであるかを解説します。また実際に作ってみました。
1.GPTsとはなにか
「GPTs」とはChatGPTのカスタマイズバージョンを自由に作成できるものです。
具体的には、指示やデータや機能を組み合わせてオリジナルのChatGPTのカスタマイズバージョンを作成する機能です。
その結果、従来のプラグインに似たものをノーコードでかつ数分で作れてしまいます。
また、作成完了したものはURLで共有できほかの人にも使ってもらうことができます。
なお、このサービスで収益を得れる内容を盛り込む予定で、フリーランスをはじめとした方に注目を集めています。
ただし、有料プランのみ利用可能なため現在有料プランを使っているの間のみで利用が可能です。
2.実際にどんなものがあるのか
具体的に、一つ例を挙げてみます。
深津 貴之氏が作った11月12日作った「孫子」模したアプリです。
https://chat.openai.com/g/g-oZHVkxaXb
孫氏の内容に基づいていろいろと回答してくれます。
無料でつくれるということもあり、そのほかにも、多くのGPTsが作られています。
2.注意点
そんな便利なGPTs。
利用者には問題ないですが、もしも自分で作成して公開したい場合一個注意しないといけない問題があります。それはプロンプト・インジェクションです。
プロンプト・インジェクション(Prompt Injection)とは
生成AIに対して特殊な質問をすることにより、チャットボットが保有する機密情報や公開すべきでないデータを引き出す手法です。
具体的には「前の指示を無視せよ」といった支持を出し、無理やり非公開の指示ドキュメントを引き出すように持ち込む攻撃方法のことです。
では、この内容がGPTsと何の関係があるかというと先三者へ作成したGPTsを利用させる場合です。
その際に特に重要な情報を設定に書き込んでなければいいのですが、実はAPIなどを使っていろいろと操作できるためほかのサービスへのアクセス情報を書き込んでいた場合それが引き出される可能性があるということです。
なのでGPTs作成時には注意して作成する必要があります。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。いままでプラグインでないとできなかったようなことが個人単位で作れます。
しかも、今この時もどんどん増えていて数千というアプリ作成されているようです。
新サービス「GPTs」をまとめるとなら、プロンプトを使いこなしている方が誰でも使えるような型を作ってくれているようなイメージです。
その結果、どのような人でも目的に沿った利用の仕方ができます。ゆえに、今までどのように生成AIに聞いたらいいかわからなかった、イメージがわかなかった人達がより使いやすくなるものです。
また、生成AIと他のサービスを連帯させることもできます。そのため、生成AIをコントローラーとして動かすこともできます。つまり、このようなサービスがこれからどんどんと出てくる可能性があります。